御嶽山頂上付近で携帯電話の不感地帯を解消するため、木曽町は頂上近くの二ノ池に基地局を整備する。9日開会の12月議会で設置に関する条例案を提出、可決された。早ければ来年の登山シーズン中に基地局の運用を始める考えだ。
基地局は二ノ池のほとりに設置する。整備費は約1億円を見込み、国や県の補助制度を活用し、国が3分の2、県、町、携帯電話大手3社が9分の1ずつ負担する。ディーゼル発電機で電力を供給し、携帯電話会社が燃料代を出す。町は来年度予算案に整備費を計上する方針。
二ノ池周辺は、くぼ地で携帯電話がつながらない。2014年9月の噴火災害では、山小屋「二ノ池本館」(当時)に避難した登山者が携帯電話で家族らに状況を知らせることはできなかった。町は不感地帯がなくなれば、登山者に一斉メールで情報伝達できるほか、登山者から関係機関への連絡もスムーズになるとしている。
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December 10, 2019 at 03:00AM
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御嶽山二ノ池付近に携帯電話基地局新設 - 読売新聞
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