新型コロナウイルスの感染拡大を悪用したニセ電話詐欺が三月下旬から、県内で数件あり、百万円以上の被害が出ていることが九日、県警への取材で分かった。国の現金給付にあわせ、同様の手口が増える可能性もあるとして、県警が警戒を強めている。
県警によると、県内の女性宅に市役所や金融機関の職員を名乗る男から「新型コロナウイルスの関係で助成金が入ります」と電話があった。手続きのためと称して、金融機関名や暗証番号などを聞き出し、「キャッシュカードが古いので新しいカードと替える必要がある」とだました。女性は自宅に来た男にカードを手渡し、口座から数十万円が引き出された。
ほかにも、息子を装って「新型コロナウイルスにかかり病院に来たが、かばんを持って行かれた」とか、父親を装って「母親がコロナウイルスにかかり、お金が必要」などとかたる不審な電話があったが、いずれも未遂に終わっている。
県警特殊詐欺対策室の担当者は「自宅に直接かかってきた電話については、公的機関や家族に確認するなどして、注意してほしい」と話している。 （土屋晴康）
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April 10, 2020 at 05:08AM
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新型コロナ＞ニセ電話で「助成金」 県内で被害１００万円以上:神奈川(TOKYO Web) - 東京新聞
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