
大阪市の関西将棋会館で16日に行われた棋聖戦五番勝負第4局に勝ち、史上最年少の17歳11か月でタイトルを獲得した藤井聡太棋聖が一夜明けた17日朝、同会館で記者会見に臨み、「探究心を持って成長したい」と抱負を語った。
前棋聖の渡辺明二冠(36)(棋王、王将)を3勝1敗で破り、屋敷伸之九段(48)が持っていたタイトル獲得の最年少記録(18歳6か月)を30年ぶりに塗り替えた。
冒頭、自ら「探究 棋聖 藤井聡太」と記した色紙を掲げ、写真撮影に応じた後、質問を受けた。勝利後、愛知県の家族に電話で報告したといい「母が、よかったねと喜んでくれました」と笑みを浮かべた。タイトルホルダーについては「あまり実感がない。これから感じる場面が増えてくるのかと思います」。色紙に込めた思いを「まだ(将棋は)分からないことだらけ。探究心を持って盤上に向かっていきたい」と説明した。
王位戦七番勝負にも挑戦者として出場し、木村一基王位(47)に開幕2連勝している。8月4、5日に神戸市内である第3局に向けて「力強い指し手に苦しめられる場面も多い。そこを反省して、頑張ります」と、気を引き締めた。7月18日には、将棋日本シリーズ1回戦に出場する。
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July 17, 2020 at 09:39AM
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藤井新棋聖、今後の抱負は「探究」…家族には電話で報告 - 読売新聞
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