オフィスで電話が鳴っても取ろうとしない。そんな若手社員があなたの周りにいないだろうか。原因は新人研修や社員教育の甘さだけではない。若手が経験してきたコミュニケーション手段にもありそうだ。
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションと立教大学の有馬賢治研究室が共同で実施した「消費者のネット環境を基礎としたコミュニケーション手段と羞恥(しゅうち)心」という調査によると、日常生活における主なコミュニケーション手段の利用率に、20代と30代以上で有意な差がみられた。
「通話や対面での会話」は若い世代で少ない
この調査は、LINEやFacbookなどの代表的なSNS(交流サイト)やメール、電話などでの通話、対面での会話といったコミュニケーション手段の利用率について、回答者の世代を10代から60代までの10歳刻みの年齢層に分け、男女別に集計している。
ここでは職場で働く20代から50代までの調査結果に着目する。まず20代の男女は電話などでの通話の利用率が4割を切っている。20代の男性は3割に満たない。半面、LINEの利用率は7割を超えた。20代女性は9割近い。LINEの次に使っているのはメールだ。利用率は20代の男女とも5割前後である。このことから20代は「電話よりLINEやメールを使う」という特徴が浮かび上がる。
30代・40代・50代はどうか。電話などでの通話は年齢層が上がると利用率も高まる。30代の男女は5割を超え、40代の男女は6割を超える。50代の男女は7割ほどである。SNSではLINEの利用率が最も高いが、年齢層や男女でばらつきがある。30代の女性は8割近く、50代の男性は約5割である。30代・40代・50代で最も利用率が高く7~8割に上った。つまり30代・40代・50代は「メールを最も使うが、電話もLINEもする」という傾向がある。
20代のコミュニケーション手段が上の世代と異なる理由は、いくつか考えられる。20代は10代のころからスマートフォンを持ち、友人とSNS上でコミュニケーションを取ってきた。そのためか、電話帳に未登録の電話番号からいきなり着信があっても出ないのが当たり前だ。自宅の固定電話に出た経験も乏しいようである。
仲間とは「つなぎっぱなし」も
とはいっても、20代が通話を苦手としているわけではない。実はプライベートでは通話機能もよく利用する。LINEの音声通話・ビデオ通話や、写真共有SNSのInstagramのビデオチャットなどはよく使っている。20代の間ではInstagramのライブ配信機能も人気がある。1対多数で、知人とのビデオチャットのように使う。無料ということもあり、長時間つなぎっぱなしにすることも少なくない。
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