
警察の防犯教室などの実施が新型コロナウイルスの影響で難しいなか、警察官が地域の住宅を回るのにあわせて、特殊詐欺の電話の音声を聞いてもらう取り組みが豊中市で始まりました。
大阪府警では例年、地域の人たちに集まってもらい、防犯や交通安全のための教室を開いていますが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で実施が難しくなっています。
こうしたなか、豊中南警察署では、警察官が定期的に地域の住宅を回る「巡回連絡」にあわせて、特殊詐欺の電話の音声を聞いてもらう取り組みを始めました。
この取り組みはタブレット端末を使い、最低限の会話で特殊詐欺への意識を高めてもらおうと行われ、24日は、70代の女性宅を訪れた際、ATMに誘導し、現金を引き出すように指示する音声を聞いてもらったあと、不審な電話があった場合はすぐに警察に連絡してほしいと伝えていました。
女性は「実際の音声は巧みで、だまされてもおかしくないと感じました。気をつけようと思います」と話していました。
豊中南警察署地域課の谷口敦也 課長は「感染拡大のなかでも、被害を防ぐための対策を止めてはいけないと思っています。電話でお金やキャッシュカードの話が出たら、詐欺だと疑ってほしいです」と話していました。
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November 24, 2020 at 10:11AM
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特殊詐欺電話の音声聞いて防犯|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp
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