名古屋高速道路でバスが横転し炎上、心肺停止の２人死亡…男性７人負傷 - 読売新聞オンライン

　２２日午前１０時１５分頃、名古屋市北区の名古屋高速道路１１号小牧線の豊山南出口付近で、バスが横転して火災が起きていると１１０番があった。愛知県警高速隊などによると、高速道路上で大型バスが横転して炎上し、午後０時３５分頃に鎮火した。県警や消防によると、２人が死亡し、後続の乗用車に乗っていた１人を含む２０～５０歳代の男性７人が負傷した。

　バスを運行していた「あおい交通」（愛知県小牧市）によると、名古屋市中心部から県営名古屋空港に向かう途中だったとみられる。定員は約６０人で、男性運転手１人が乗務していた。

　現場は県営名古屋空港の南西約２キロ。一般道に降りる分岐点に置かれた衝撃を緩和するための水入りタンクがはじけ飛んでいたことから、高速隊はバスが分岐点に衝突して横転した可能性が高いとみている。

　仕事先に向かう途中で現場を通りかかった愛知県江南市の塾経営の男性（２１）は「事故現場の隣を通る際にパンパンと破裂する音がした。窓を閉めていてもすごい熱さを感じた」と話した。

　男性によると、事故の約１５分後、警察の誘導で事故現場の隣を通った際、現場から約１５０メートル離れた場所でバスの乗客とみられる１０人ほどの人が座っており、肩から毛布をかけられてぐったりしている人もいたという。

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