
千葉県松戸市に住む小学1年生の女の子が自宅を出たまま行方不明となって26日で4日目です。いまだ有力な手掛かりは得られていません。現場で女の子の足取りを追った元刑事は、河川敷に残された「靴」が鍵を握ると指摘しています。
行方不明から26日で4日目。捜索は難航しています。
23日から行方が分からなくなっているのは、千葉県松戸市に住む小学1年生・南朝芽さん(7)です。
朝芽さんの靴などが江戸川の河川敷で見つかったことを手掛かりに、26日も警察が120人態勢で捜索を続けています。
朝芽さんが通う小学校では、松戸市の教育委員会の職員たちが、急きょ、見守りに付きました。
普段よりも多くの保護者が、児童の登校に付き添います。
保護者:「行方不明になってしまった子が同じ学校にいる。どういう原因でいなくなったのか分からない。不安なので来た。同じ親としてはいたたまれない気持ち。とにかく無事でいてほしい」
朝芽さんがいなくなったのは、3連休初日の祝日。
当時の足取りを、元埼玉県警捜査一課の佐々木成三氏とともにたどります。
23日午前11時半ごろ、朝芽さんは日頃から遊んでいる自宅周辺の公園に行くため、キックボードを持って1人で自宅を出ました。母親とは公園で合流する約束でした。
元埼玉県警捜査一課・佐々木成三氏:「お母さんが朝芽さんと離れてから5分後に、ここに来た時には朝芽さんはもうすでにいなかった。朝芽さんは、ここから1人で、キックボードが見つかった公園まで行った可能性が高い」
娘がいないことに気付いた母親は、知り合いにも頼んで辺りを捜索。
すると、松戸市の公園から直線でおよそ900メートル離れた流山市の公園で、母親の知り合いが朝芽さんのキックボードを発見しました。
時間は午後4時20分ごろ。朝芽さんが自宅を出てから、およそ5時間後のことでした。
その翌日の24日、流山市の公園からおよそ300メートルの江戸川河川敷で、朝芽さんが履いていた両足分の靴と靴下が、整然と置かれた状態で見つかったのです。
朝芽さんと同じ小学校の保護者:「不自然でしょうがない。女の子が1人で靴を脱いでいたら『あの子どうしたんだろう』と思う場所なので」
キックボードが見つかった公園の隣は、土手沿いで、その先に、江戸川の河川敷が広がっています。
土手を上がると、舗装された遊歩道に出ます。
元埼玉県警捜査一課・佐々木成三氏:「1人で公園から土手を上がって、河川敷に下りたのか。複数人いて複数で上って下りたのか。これに関してはまだ情報が足りない」
警察は、河川敷に残されていた朝芽さんの靴を手掛かりに、捜索にあたっています。
朝芽さんの行方が分からなくなった日の夕方からは、台風15号の影響で激しい雨が降り、江戸川は増水。ようやく水が引いたため、捜索の範囲を広げています。
元埼玉県警捜査一課・佐々木成三氏:「(朝芽さんが)どういった経緯で靴下や靴がある場所に行ったのか。その道のりを警察犬のにおい捜査で捜索をしている」
さらに、佐々木氏は朝芽さんの両足分の靴が整然と置かれていたことに注目。今後の捜索の鍵になると指摘します。
元埼玉県警捜査一課・佐々木成三氏:「どういった生活習慣があったのか、元々靴を並べる子だったのか。保護者から話を聞かないといけない。まだ1人で(川の方に)下りていったという証拠も何もないなかで、複数人で行った可能性もある」
警察は事件と事故、両方の可能性をみて捜索しています。
そして26日午後、朝芽さんの家族からコメントが出されました。「さや、ママは待っているよ。叱ったりしないから、早く帰って来て」としています。
警察は捜索を続けるとともに情報提供を呼び掛けています。
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