元テレビ朝日社員の玉川徹氏は21日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、各社の世論調査で岸田内閣の支持率が政権運営の「危険水域」といわれる20%台に軒並み下落していることについて「むしろまだまだ高いと思って見ている」と、私見を述べた。

番組では、毎日新聞社が19日に公表した全国世論調査で、内閣支持率が21%と、2011年8月の菅直人内閣以来、約12年ぶりの低水準となったことなどが紹介された。玉川氏は「振り返ると、森内閣や竹下内閣では、確か1けたになりませんでしたか。下がる時はそこまで下がる。毎日の21%はまだまだ高い」と指摘。「むしろ(低支持率の)記録を見たいという感じになってきた。森内閣や竹下内閣を下回るまでいくか」と、皮肉を込めて述べた。

その上で、ゲスト解説で出演した政治ジャーナリストの田崎史郎氏に「どれくらい(支持率が)下がっても(岸田首相は)辞めないのですか」と質問。田崎氏は、首相肝いりの定額減税の実施が来年6月であることなどを挙げ「そこまでは石にかじりついても、という感じだと思う」と分析した。