また、14日には、1978年に北朝鮮に拉致され、21年前に帰国を果たした蓮池薫さんが新潟市で講演しました。
この中で、蓮池さんは、めぐみさんの遺骨が出てきたとする経緯など北朝鮮の説明は真実ではなく、受け入れられないものがあるとしたうえで、「拉致問題の真実に改めて関心をもっていただきたい。これをもとに我々は信念を持って救出運動をしなければならない」などと述べました。
また、蓮池さんは、肉親の帰国を待つ家族の高齢化が進む中、親世代が生きているうちに被害者を返さなければ、この先北朝鮮が望むような関係の改善は考えられないとして「時間は日本だけじゃなくて北朝鮮にとってもないというメッセージを北朝鮮に伝えていくことが必要だ」などと述べました。
そして、解決のために日本政府がやるべきこととして、「北朝鮮が何を考えて求めているかを探る必要がある。情報収集し、日本の立場を北朝鮮に明確にして首脳会談につなげていく。北朝鮮とのルートを開拓して、日本側の明確な意思を伝えることを求めたい」と述べました。
会場を訪れた70代の女性は、「政府に一生懸命取り組んでもらって、めぐみさんと早紀江さんを再会させてあげてほしい」と話していました。
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