そうしたなか、京アニが制作したアニメを目にした被告は感銘を受けたといいます。
そして、「作家であれば、人と関わらずに生活していける」と考え、京アニの作品をまねた小説を書き始めるようになりました。
2016年には京アニが設けた小説のコンクールに、短編小説と長編小説を応募します。
しかし、努力して執筆した小説がいずれも落選してショックを受けるとともに、「京アニが小説のアイデアを盗用した」と考えて恨みを抱くようになったといいます。
その後、被告は、これらの小説をインターネット上のサイトに投稿しましたが、誰も読んでくれなかったことから、小説や京アニとの関わりを断とうと考えたといいます。
そうした中、京アニのアニメを目にした際に、再び自分のアイデアが盗用されたと感じ、「関係を断とうとしているのに、アイデアの盗用をやめないなら、放火殺人までしないと京アニから離れられない」と感じて恨みを増幅させたということです。
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