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昨年10月から導入された携帯電話料金の分離プラン、3人に2人が「理解していない」 - @DIME

2019年10月より本格的に開始された携帯料金の分離プラン。

従来のプランは、「端末料金」「通信料金」「その他オプション料金」が複雑に絡み合っており、非常にわかりにくいものとなっていた。

それを解決するべく、「端末料金」と「通信料金」が完全にわかれた「分離プラン」が導入されたわけだが、この新しい試みを知っている人はどれくらいいるのだろうか。

そこでこのほど、情報流通支援サービスの会社「オークネット」により、携帯料金「分離プラン」導入に伴う端末買い替えに関するアンケート調査が行われたので、紹介していきたい。

なお本調査は、2019年11月15日~18日の間に、男性245名・女性245名 合計490名を対象にして実施された。

携帯端末の種類、「スマートフォン」が76.9%

「携帯端末の種類」を尋ねる調査が行われたところ、「スマートフォン」と回答した割合が76.9%。

およそ4人に3人がスマートフォンを使用しているという結果になった。一方、「フィーチャーフォン(ガラケー)」と回答した割合は19.6%だった。

Q1. あなたが使用している携帯端末の種類をお答えください

年代別にみると、10代では97.1%が「スマートフォン」と回答し、「フィーチャーフォン(ガラケー)」は0%となっている。

年代が上がるにつれて「フィーチャーフォン(ガラケー)」と回答した割合が高くなる傾向だが、70代以上でも42.9%にとどまり、「スマートフォン」と回答した割合が半分以上(52.9%)を占める結果となった。

契約している通信キャリアは、「NTTドコモ」(41.2%)が1位に

「契約している通信キャリア」を尋ねる調査が行われたところ、1位「NTTドコモ」(41.2%)、2位「au」(21.8%)、3位「SoftBank」(14.7%)となった。

Q2.あなたが契約している通信キャリアはどこですか。

「購入時の状態」を尋ねる調査が行われたところ、「新品」が97.4%、「中古」が2.7%となり、圧倒的に新品の使用者が多い結果となった。

Q3.あなたが使用している携帯端末の購入時の状態をお答えください。

携帯端末の購入金額、「3万円未満」が19.8%で最多

「現在使用している携帯端末の購入金額」を尋ねる調査が行われたところ、「~3万円未満」が19.8%で最も多く、次いで「自分で支払った(ている)がわからない(通信費込みの割引で内訳がよくわからない、複数台同時に購入したためわからない など)」が16.7%、「自分で支払っていないためわからない」が16.7%となった。

自分で支払った(ている)かに関わらず「わからない」と回答した割合が33.5%で、3人に1人が使用中の携帯端末の購入金額(自己負担額)がわからないという結果に。

また、シンプルモデル(初心者向けなど)に相当する価格帯「~3万円未満」の割合が高いものの、これまではキャリアが端末料金の一部を負担する契約が主流だったため、実際の使用している携帯端末は、ハイスペックモデル(上位機種)、ミッドレンジモデル(中位機種)の可能性も考えられる。

Q4.あなたが現在使用している携帯端末の購入金額(自己負担額)はいくらでしたか。

年代別でみると、10代~20代は「自分で支払っていないためわからない」割合が最も高い結果となった(10代41.4%、20代25.7%)。

20代、30代と60代、70代以上は「自分で支払った(ている)がわからない(通信費込みの割引で内訳がよくわからない、複数台同時に購入したためわからない など)」割合が高く、端末の実購入金額がわかりにくいというこれまでのプラン・契約内容の複雑さがうかがえる。

40代・50代は「わからない」という回答の割合が低く、「~3万円未満」の回答が多いため、価格・性能含めてシビアに選んでいる傾向がみられる。

なお、ハイスペックモデル(上位機種)に相当する10万円前後(「~10万円未満」、「10万円以上」)と回答した割合は、70代以上を除いた全世代で1割以上存在していた。

「分離プラン」が何か知ってる?

「『分離プラン』がどのようなものか知っているか」と尋ねる調査が行われたところ、1位「全く知らない」(39.8%)、2位「何となく知っている」(25.3%)、3位「聞いたことはあるが知らない」(25.1%)となった。

また、「全く知らない」と「聞いたことはあるが知らない」を合計すると64.9%となり、約3人に2人が「分離プラン」を知らないことが明らかに。

「知らない」と回答した方の男女比をみると55.0%が女性となり、女性の方が知らない方が多い結果に。

このように、導入前から大きく報道されていた「分離プラン」だが、まだまだ認知度は高まっていないことが見て取れる。

Q5.あなたは、「分離プラン」がどのようなものか知っていますか。

「『分離プラン』導入により、今後携帯端末を買い替える際に購入金額が高くなることが予想されることを知っていたか」と尋ねる調査が行われたところ、全体の約7割(69.8%)が「知らなかった」と回答し、「分離プラン」より更に、認知度が低いことがわかった。

Q6.あなたは、「分離プラン」導入により、今後携帯端末を買い替える際に購入金額が高くなることが予想されることを知っていましたか。

年代別でみると、10代、20代で「知らなかった」と回答した割合が非常に高い結果となっている(10代81.4%、20代85.7%)。

加えて、「知っていた」と回答した割合が最も高かったのは40代(41.4%)で、自身だけでなく家族の携帯端末にかかる費用・負担について関心が高いのではないかと予想される。

ちなみに、時事ニュースとしての注目度の高さからか、60代、70代以上で「知っていた」と回答した割合も、比較的高い結果となった。

一番買い替えたいと思う製品、1位は「新品のミッドレンジモデル(中位機種) 端末代金4万円以上~8万円未満」(36.1%)

「今後、携帯端末を買い替えなくてはならない場合、一番買い替えたいと思う製品」を尋ねる調査が行われたところ、一番買い替えたいと思う製品では「新品のミッドレンジモデル(中位機種) 端末代金4万円以上~8万円未満」(36.1%)と、「新品のシンプルモデル(初心者向けなど) 端末代金4万円以下」(35.9%)に回答が集まった。

なお、一番買い替えたいと思う製品で中古端末を選ぶと回答した割合は、10%未満(9.9%)だった。割合は低かったものの、価格次第で選択する層がいると考えられる。

2番目に買い替えたい製品では24.7%、3番目に買い替えたい製品では35.7%が「あてはまるものはない」と回答した。

Q7.今後、あなたが携帯端末を買い替えなくてはならない場合、一番買い替えたいと思う製品をお選びください。

Q8.今後、あなたが携帯端末を買い替えなくてはならない場合、2番目、3番目に買い替えたいと思う製品をお選びください。

続いて、「Q7で『新品端末』を選んだ理由」を尋ねる調査が行われると、「ハイスペックモデルでなくとも十分だから」という回答が最多(45.6%)となった。

次いで、「新品を使いたい、中古端末を使用することに抵抗があるから」という回答が約4割(37.9%)となった。

Q9.Q7で「新品端末」を選んだ理由をお答えください。(複数回答)

さらに、「Q7で『中古端末』を選んだ理由」を尋ねる調査が行われたところ、「費用を抑えたいから」という回答が75.0%で最多だった。

Q10.Q7で「中古端末」を選んだ理由をお答えください。(複数回答)

中古携帯端末を敬遠する理由とは?

「中古の携帯端末に対する抵抗感や敬遠するポイントがあれば、その理由は何か(複数回答)」と尋ねる調査では、1位「バッテリーの持ちが心配」(48.0%)、2位「他人が使用していたものを使いたくない」(39.0%)、3位「きちんと動作するかが心配」(36.7%)となった。

Q11.中古の携帯端末に対する抵抗感や敬遠するポイントがあれば、その理由を選択してください。(複数回答)

年代別でみると、20代以上では「バッテリーの持ちが心配」か「他人が使用していたものを使いたくない」が1位となったが、10代のみ「端末の傷が気になる」が1位だった。

また、「中古の携帯端末に抵抗感はない」という項目に関しては、10代(15.7%)、20代(17.1%)と比較的高かったのに対して、60代(2.9%)、70代以上(4.3%)となり、世代間での違いが感じられる結果となった。

「もし中古端末を購入する場合、重視したいポイント(最大3つまで)」を尋ねる調査が行われたところ、1位「動作に問題がないこと」(43.3%)、2位「バッテリーの持ちがよいこと」(39.6%)に回答が集中し、3位以下と15ポイント以上差が出た。

Q12.あなたがもし中古端末を購入する場合、重視したいポイントは何ですか。3つまでお答えください。(複数回答)

年代別でみると、大きな差は見られなかった。「中古端末は絶対に使用したくない」と回答した割合は、各世代10~20%程度となり、どの世代にも一定数いることが明らかに。

もしもスマホに「メーカー再生品」があったとしたら……

中古端末では、売買及び検査に関するガイドラインが発表され、端末を売った人のデータが適切に消去され、外装や機能がガイドラインに沿って評価された上で価格が決められるよう業界として動きだした。

そこで、「このような環境が整備されたら、中古端末の購入を検討するか」と尋ねる調査が行われたところ、「検討する」が28.4%、「検討しない」が37.4%、「わからない」が34.3%となった。

Q13.あなたは、このような環境が整備されたら、中古端末の購入を検討しますか。

また、家電製品には、パッケージを開封してから返品された製品・展示品・初期不良があった製品など、一度出荷された製品をメーカーが新品状態に加工して再販する「メーカー再生品」というものが存在する。「メーカー再生品」には、新品同様の品質で価格を抑えられるメリットがある。

そこで、「家電製品のような『メーカー再生品』がスマートフォンにもあったら、購入を検討するか」と尋ねる調査が行われたところ、「検討する」が39.0%、「検討しない」が29.0%、「わからない」が32.0%となった。

Q13よりも「検討する」と回答した割合が10ポイント以上上昇しており、メーカーの保証が安心につながると考えられる。

Q14.あなたは、家電製品のような「メーカー再生品」がスマートフォンにもあったら、購入を検討しますか。

<アンケート調査概要>
実 施 期 間:2019年11月15日~18日
調査対象者:[居住地域]全国 [年齢]15歳以上 [性別]男女
調 査 方 法:インターネット調査
有効回答数:男性245名/女性245名 合計490名
調査発表日:2019年12月20日

出典元:株式会社オークネット
https://www.aucnet.co.jp/

構成/こじへい

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