4月に参入する携帯電話事業の月額料金で2980円のプランが主力になるとの報道を受け、 楽天の株価が下落した。価格競争を警戒しNTTドコモとKDDIも売られた。
楽天株は売り買いが交錯し、安値圏で始まった後、一時前営業日比3%高となった。その後、再び下落に転じ2.9%安まで売られた。ドコモとKDDI株はそれぞれ3.7%安、4%安まで下げた。
日本経済新聞の報道によれば、楽天は大容量のデータ通信で NTTドコモなど大手3社の現行料金の半額以下を目指す。当面は先行投資で携帯電話事業は赤字の見通しだが、低価格を打ち出し大手から顧客を奪う狙いがあるという。主力プランのデータ通信量を最終調整しており、容量に上限を設けないことも検討しているという。
楽天は報道について、同社が発表したものではないとした上で、料金は3日のイベントで明らかにするとしている。
大手3社の通信料金は、データ容量の最上位プランでNTTドコモが7150円(利用可能データ量30ギガ、定期契約なし)、KDDIが7650円(上限なし、継続利用による料金割引未加入時)、ソフトバンクが7480円(50ギガ、基本プランとデータプランの合算)。ただプランの内訳や通信の質は各社によって異なり、単純な比較はできない。
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楽天の三木谷社長
現在、携帯電話事業はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社が独占している。楽天は携帯事業者から通信網を借りる格安携帯事業(MVNO)を手掛けてきたが、新規参入では他社に比べ低い料金を設定し、顧客を増やす計画だ。電子商取引や金融事業との連携も想定している。
楽天は昨年10月の本格参入を目指していたが、通信の稼働の確認に時間が必要として 延期した。同月に開始した無料サポータープログラムは当初は約5000人を対象にしたが、約2万人を新たに追加募集した。
アナリストの間では、楽天が過度な低価格を打ち出した場合は投資回収が長引き、携帯電話事業の赤字が長期化するリスクが警戒されていた。昨年10-12月期(第4四半期)のモバイル事業は、266億円の営業損失となり、損失は1年前と比べ5.5倍に膨らんだ。
ゴールドマン・サックス証券の杉山賢アナリストは報道前の取材で「無条件にショッキングな料金にはならないだろう」と語り、多様なサービスを提供するプラットフォーマーとして「楽天の相乗効果が発揮されて安い仕組み」になるのではないかとの見方を示した。
(株価の動きを追加します)
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March 02, 2020 at 04:30AM
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