東京外国為替市場のドル・円相場は反落。新型コロナウイルスへの対応を巡って海外時間に主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁の電話会議を控える中、声明草案は協調利下げや政府支出は求めていないと報じられ、株安・円高となった。豪ドルは反発。オーストラリア準備銀行(中央銀行)の利下げ発表後、買い戻しが強まった。
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市場関係者の見方
あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長
- 具体的な協調利下げは難しいと思われていたが、G7では協調利下げや財政の話には踏み込まないとのニュースが先に出たため、米株先物も下げてドル・円も下落
- もっとも、米国も50bp(ベーシスポイント)程度の利下げはもう織り込まれている状態で、それぞれの国で景気支援のための緩和はやってくるだろう
- FRB(米連邦準備制度理事会)の強い緩和示唆により株はある程度支えられてくるため、株の上昇がドル・円を上に引っ張る力はある。一方で、米利下げ観測で米金利が下がりドル売りの流れになっており、ドル・円の上値も抑えられる
ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリスト
- ドル・円はちょうど200日線に引っかかっており、上値の重さが若干意識されているところもありそう
- G7が政策対応すればマーケット的にはポジティブだが、新型肺炎が解決するわけではないので、感染拡大が世界経済の減速につながるとの懸念を完全に払拭することはできない
クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長
- 市場ではFRBの利下げについて50bpの予想が大半。豪中銀についてもより大幅な利下げへの期待があったので、25bpの利下げは中途半端と市場には受け止められた
背景
- G7が策定中の新型コロナウイルスへの対応策に関する声明草案は現時点で新たな政府支出や協調利下げを具体的に求めていない、とロイター通信が報道
- G7財務相は日本時間3日午後9時から電話会議を開催し、世界経済に脅威を与えている新型コロナウイルスへの対応を協議する見通し。中央銀行総裁も参加するという
- 日銀は3日、国債買い現先による資金供給オペを2日連続で 通知し、潤沢な資金供給姿勢を示した
- 日経平均株価は前日比261円下げて安値引け。前日の 米国株の急反発を受けて300円以上上げて始まったが、徐々に上げを解消し、マイナスに転じた
- 豪中銀は3日、中国の景気減速や新型コロナウイルス感染拡大による打撃を和らげるため、政策金利を25bp引き下げ、過去最低の0.5%に設定
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March 03, 2020 at 10:18AM
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ドル・円は下落、リスク回避の巻き戻し一服-G7電話会議見極めへ - ブルームバーグ
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