静岡県内で４月に入り、警察官などをかたる不審電話が急増している。県警は犯行グループが新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出を控えている高齢者を狙い、特殊詐欺やカード盗などにつながる「サギ電話」を集中的にかけているとみて注意を呼び掛けている。
県警生活安全企画課によると、月ごとの不審電話は１月が４５０件、２月が３５６件、３月が５１５件と推移している。ただ、４月に入ってからは９日現在で、３５８件と前年同期から１９０件増加し、他の月を大幅に上回るペースで推移している。
３月末までは減少傾向にあった被害件数も９日現在で２件増の１１０件と増加に転じ、被害額も１億９万円増の２億４７５６万円と大幅に増えている。
今年の全ての不審電話をみると、相手がかたるのは警察官が７６３件（２４１件増）と最も多い。最近は家電量販店従業員を名乗る不審電話も増えていて「あなた名義のカードで高額な買い物をしようとしている人がいる。あなたに頼まれたと言っている。後で警察から電話が行く」などと話してくるという。
同課の担当者は「自宅にいる時間が長くなり、電話に出てしまう高齢者が増える可能性がある。電話には安易に出ず、留守番電話やナンバーディスプレー機能の活用を」と呼び掛けている。
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April 11, 2020 at 06:17AM
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サギ電話、静岡県内急増 コロナで外出控える高齢者狙いか｜静岡新聞アットエス - ＠S［アットエス］ by 静岡新聞
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