
神奈川県横須賀市です。
これまでに55人の感染者が確認されました。
市では、本人の同意をとったうえで年代や性別、職業や行動歴などの個人情報を、ホームページを通じて公表していました。
しかし、感染が拡大するにつれて、市民からは、「感染経路や同居人の有無についても知りたい」などより詳しい情報を求める声が相次ぐようになったといいます。
市は検討した結果、先月から感染経路と同居人についても、公表する情報に加えました。市の担当者は、「市民からの要望があり、重要な情報だと考えた」と振り返ります。
市内にある自治会で、会長を務める木谷畑邦雄さんも市のこうした姿勢を肯定的に受け止めていました。
木谷畑さんは、市内で初めての感染者が出た翌日、市が公表した情報を、高齢者にも分かりやすいよう、大きな字で印刷し、自治会の掲示板に張り出しました。
年代や性別だけでなく、感染者の職業や、感染が発生した郵便局の名前も掲載しました。
自治会には高齢者が多く、新型コロナウイルスの感染に、強い危機感があったといいます。
(自治会長 木谷畑邦雄さん)
「高齢者は感染すると亡くなる可能性もありました。市が公表する感染者の情報はとても重要でした」。
住民にも感想を聞いてみると、高齢者を中心に、「パソコンが操作できないのでありがたい」と、好意的に受け止めていた一方で、「コロナにかかったら責められるような少し怖い感じがした」といった意見も聞かれました。
一方、先月、市内でも感染者が増え始めると、市は難しい局面に立たされるようになりました。
ある患者の家族から、「周囲に感染者だと気付かれた。ほかの人に同じような思いをしてほしくない」として今後、個人情報の公表を控えるよう、要望を受けたからです。
再度、検討を余儀なくされた横須賀市。今月からは、公表から2か月たった感染者の情報は、ホームページから削除することを決めました。
感染拡大を抑止しながら、個人のプライバシーをどうやって守ればいいのか、模索を続けています。
(横須賀市保健所 出石珠美 疾病予防担当課長)
「感染拡大の防止がいちばん大きな役割であり最低限の情報を公表しているつもりだが、個人が特定されてつらい思いをしているという声を聞くと本当に悩ましい。答えがない仕事で、どこまで公表すべきなのか悩んでいる」
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May 27, 2020 at 08:53PM
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