テレワークにおけるこうした固定電話の課題を解決するものとして注目を集めているサービスがある。ソフトバンクが2019年8月から提供している「UniTalk」だ。もともとは働き方改革の推進、あるいは東京オリンピック/パラリンピック開催時の事業継続によりテレワーク需要が高まることを想定していたが、予期せぬパンデミックの発生によって問い合わせが急増しているという。
「UniTalkはマイクロソフトのコミュニケーション/コラボレーションツール『Microsoft Teams』向けに開発した日本で唯一のクラウド音声通話サービスです。会社の固定電話番号にかかってきた電話をTeamsにログインしているパソコン、タブレット、スマートフォンなどの各種デバイスで着信したり、Teamsのアプリケーションから会社の固定電話番号を使って発信したりできる機能を備えています」(福嶋氏)
パンデミックの発生以降、テレワーク実施時のビデオ会議や情報共有を行うためにOffice 365のライセンスに含まれているTeamsを導入する企業が急激に増えている。このTeamsの機能を拡張し、固定電話番号による発着信を可能にしたのがUniTalkなのだ。
「UniTalkの最大の特長は、東京03・大阪06などの地域に紐づく『0AB-J番号』を使って発着信できることです。これまでにも050から始まるIP電話番号で発着信できるクラウド音声通話サービスは存在していましたが、0AB-J番号に対応したTeams向けのサービスはUniTalkが初めてです」(ソフトバンク コミュニケーションサービス推進部営業企画1課 西尾共洋氏)
UniTalkはクラウドPBX機能を実現するOffice 365のオプション機能「Phone System」と連携して利用ができる電話サービスとなる。そのため専用設備を用意したり、物理的な敷設工事を行ったりする必要はない。管理ツールを使って会社で契約したUniTalkの固定電話番号をTeamsのアカウントで発着信できるように設定するだけで、すぐに使い始めることができる。
「1つの固定電話番号を複数のTeamsアカウントに対して紐づけることで、電話がかかってきたときに複数のデバイスに対して着信を知らせるビジネスフォンのような使い方も可能です。既存の固定電話設備に手を加える必要は一切なく、テレワークの実施期間が過ぎたら従来のビジネスフォンへ戻すこともできます」(西尾氏)
ちなみに、UniTalkは番号ポータビリティにも対応しているので、NTTの固定回線で利用中の電話番号を変えずにUniTalkへ移行することも可能だ。
「UniTalkのもう一つの大きな特長はコストが非常に安価なことです。例えばOffice 365 E5ライセンスを契約中の企業が10ID分のUniTalkを導入したとき、月額利用料金は1IDあたり800円、合計8000円しかかかりません。国内向けの通話料金は携帯電話宛も含めて追加料金なしの定額で利用できます」(西尾氏)

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May 25, 2020 at 11:48AM
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