
耳が聞こえない人が手話の通訳などを介して電話を利用できる「電話リレーサービス」を、公共のサービスとして提供するための新しい法律が、5日の参議院本会議で可決・成立しました。政府は来年度中にサービスの提供を始める方針です。
電話リレーサービスは、手話の同時通訳を介してテレビ電話でやり取りしたり、文字のチャットを使ったりして、耳が聞こえない人と聞こえる人を電話でつなぐサービスです。
5日に成立した法律では、「通訳オペレータ」と呼ばれる手話通訳の人件費などに充てるため、新たに交付金制度をつくり、公共のサービスとして電話リレーサービスを提供することが盛り込まれています。
サービスを利用する人は、手話通訳と耳が聞こえる人との通話料分の料金を支払うことで、24時間利用することができます。
警察や消防への緊急時の通報にも対応する予定です。
交付金は、固定電話と携帯電話のすべての契約者が一律で負担する仕組みで、1つの電話番号当たり、月額で1円以下となる見込みです。
総務省は今後、サービスを提供する機関を選ぶなど準備を進めて、来年度中にサービスの提供を始める方針です。
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June 05, 2020 at 11:30AM
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聴覚障害者が手話通訳など介し電話を利用 公共サービスで提供 - NHK NEWS WEB
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