青森県のコロナ患者7人死亡累計252人 - 東奥日報

　青森県は4日、県内で新たに1336人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。検査せずに症状などから判断する「みなし陽性」だった1人を含む感染者7人の死亡も公表した。県内の感染者の死亡は、みなし陽性者も含め累計252人となった。

　検査で陽性が判明した1336人を居住地別に見ると、弘前保健所管内387人、青森市288人、八戸市239人、上十三保健所管内201人、五所川原保健所管内84人、三戸地方保健所管内70人、むつ保健所管内56人、東地方保健所管内8人、県外3人。このうち県臨時ウェブキット検査センターでの陽性者は471人。1160人の感染経路が分かっていない。

　死亡が公表された7人はいずれも2、3日に亡くなり、4人が80代以上だった。弘前管内の男性は入院中にコロナ以外の原因で、同管内の女性と五所川原管内の男性はともに自宅療養中にコロナで亡くなった。入院中だった青森市の女性の死因は遺族の意向で非公表。

　八戸市の70代（遺族の意向で性別・死因非公表）は死亡後に感染が判明。みなし陽性で自宅療養中だった上十三管内の60代男性はコロナ以外で死亡した。ほか1人は遺族の意向で居住地・年代・性別などを公表していない。

　新たなクラスター（感染者集団）は五所川原管内の入所型高齢者施設で1件発生。30～80代以上の利用者または従業員など8人の感染が確認された。

　県内の入院者数は前日より12人多い469人。県の確保病床478床に対する使用率は98.1％に上がった。一般病床での療養者もいるため、実質的なコロナ病床の使用率は61.5％となっている。

　県はこのほか、3日公表の感染者2人と、8月17日と9月2日公表のみなし陽性者計3人を取り下げた。

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