【ハロウィン】大阪・ミナミの戎橋は大混雑府警は厳重警戒ソウルの雑踏事故で若者「今日は早く帰る」 - 産経ニュース

仮装姿の人らで賑わう大阪・ミナミの道頓堀で警戒にあたる大阪府警の警察官＝３１日午後、大阪市中央区（彦野公太朗撮影）

ハロウィン本番を迎えた３１日、「西の聖地」として知られる大阪・ミナミでは、午後６時ごろから戎橋やアメリカ村周辺に仮装した若者らが続々と集結した。午後７時過ぎにはさらに混雑し、戎橋上で身動きが取りにくい状態に。韓国・ソウルの雑踏事故やプロ野球・オリックスの優勝を受け、大阪府警は警備にあたる機動隊を増員して警戒した。

「悲惨な事故に胸が痛む。毎年軽い気持ちで楽しんでいたが、人が増えたら今日は早く帰ります」。魔女の衣装に身を包んだ大阪市西区の大学２年の女性（２０）は不安そうな表情でこう語った。毎年、友人らとともにミナミの繁華街やテーマパークを訪れ、ハロウィンを楽しんでいるという女性。今年は韓国の事故を知り、参加を見送った友人もいるという。「騒いで迷惑をかける人もいる。マナーを守って楽しみたい」と話した。

ひときわ多くの人が集まる戎橋では、スパイダーマンやティラノサウルスなど思い思いの仮装をした若者らでごった返し、外国人の姿も目立った。中にはごみをそのまま放置する人も。仕事仲間らと仮装姿でごみ拾いをしていた会社員の男性（２６）は「街をきれいに掃除して、楽しんで帰りたい」と手を動かしていた。

戎橋付近では警察官が配置され、「立ち止まらないでください」とする音声を流したが、人々は続々と集まった。戎橋の西側に位置する御堂筋の橋には幕が張られ、戎橋を見ようとする人らによる人だかりができないようにする対策が講じられた。

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