東京都杉並区の歩道で26日、歩行者2人がバックしてきた乗用車にはねられ死亡した事故で、車の時速が推定25~30キロだったことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は車を運転していた会社員の男(50)(自動車運転死傷行為処罰法違反容疑で逮捕)が運転操作を誤ったとみている。
警視庁は27日、死亡した2人を同区のイラストレーターの女性(43)と、娘の小学1年生(6)と発表した。女性は当時、夫と別の娘と4人で歩いていたという。
発表によると、男は歩道沿いの自動車整備工場に勤務しており、調べに、「車検で預かった車を整備した後、試運転していた」と供述している。
車は工場からバックで出た直後に2人をはね、幅約11メートルの車道を横切って反対側の柵に突っ込んだ。死因は女性が多発外傷、女性の娘が頭部外傷だった。
捜査関係者によると、現場近くに止まっていたトラックのドライブレコーダーの映像から、事故当時の車の推定時速が判明した。
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