夜の外出を制限され、今までできなかった手の込んだ料理にチャレンジするだとか、オンライン飲みで修学旅行の夜のような気分のつかのま味わうだとか……なんとなくイベント性を持たせてやりすごしてきた数週間。でも、何の予定もない夜、ぷらっと飲みにも行けず、ふいにできた時間にしんとした部屋でひとりスマホを開いた時。誰かの恋の話を追体験しながら、空っぽの気持ちや時間をあたたかい言葉で埋めたくなる。歌舞伎町でホストクラブを経営するホストの一条ヒカルさんから、普段は言えないけど、こんな夜だから聞いてほしい恋の話が届きました。華やかな世界へ飛び込むより昔、長い長い時間をかけて想い続けた初恋の話。
●不要不急の外出自粛の夜に、誰かに聞いてほしい恋の話#01
初恋は小学校4年生の時だった。
僕は富山県出身。富山でも田舎と呼ばれるぐらいの村の出身だ。小学校の全校生徒は100人にも満たない。各学年ひとクラスだけ。僕の学年がいちばん多くて30人ぐらいだった。そんな素朴を絵に書いたような毎日に突如現れた転校生に僕は一目惚れをした。
小学校の時はモテていた方だと思う。理由は足が速かったからだ。
マラソン大会ではいつも1番。野球クラブにも所属していて、体育の授業では目立っていた。今も昔もスポーツが出来ると小学校ではそれなりにモテる。
時代的にもそうだったのかもしれないが、僕が小学生だったころは、男子は男子、女子は女子。女子と話しをしていると「お前!好きなんだろぉー!?」これが始まると言えば分かってもらえるだろうか。
僕はその子への好意を隠して、いつもツンツンしていた。ましてや「好き」とアプローチするなんて絶対出来ない。
典型的な、好きな子に嫌われるようなちょっかいを出すようなタイプで、いま思い返しても女子や恋愛には免疫力が皆無な男子だった。
その子と席が隣同士で、授業中に漫画「ONE PIECE」の話で盛り上がり先生に怒られ赤面したこともあった。本当は一緒に帰りたかったのに、女子グループと距離をとりながらも、目立つように騒いで下校していた記憶。年賀状がその子から届くと家にいてもドキドキしていた記憶。しかし学校では「女子なんて嫌いだ!」と常に天の邪鬼な態度をとっていた。
その子の前でいつも格好をつけていた記憶しかない。恥ずかしくも勘違いした格好のつけかたで。
そして忘れられないが、その子に嫌われた瞬間であろう記憶。仲良くしているところを弄られ、僕は心にないことを言い彼女を傷つけてしまった。
特別に仲良かった訳でもなかったし、それで距離が出来たわけでもない。しかし、確実にチャンスを失った原因のひとつになっただろう。
それからは自分の気持ちに素直になれずに、時だけが過ぎていった。
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