4日に公開された昨年7月に当選した参院議員125人の平均資産額は2567万円で、前回から約700万円増えた。数字を押し上げたのは、総資産額で上位を占めた「資産家新人議員」の存在だ。
トップ10に7人の新人議員が入った。内訳は自民5人、立憲民主1人、日本維新の会1人。自民では、「おニャン子クラブ」元メンバーの生稲晃子氏が6位の9701万円だった。8割以上を有価証券で保有していた。
維新で唯一ランクインした元東京都知事の猪瀬直樹氏は、東京都町田市や港区の一等地に土地や建物計6400万円を所有するなど、全体4位の1億394万円だった。
今回、生稲氏や猪瀬氏のほかにも、芸能やスポーツなどの分野で著名だった人も初当選した。
歌手の維新・中条きよし氏は観光地の静岡県熱海市に複数の土地や建物を所有し、資産は計1647万円。同じく維新では、元五輪陸上選手の松野明美氏は4543万円。芸人のれいわ新選組・水道橋博士氏は3494万円をそれぞれ報告した。
一方で、ユーチューバーのNHK党・ガーシー（本名・東谷義和）氏は、不動産や定期性の預貯金といった資産はゼロだった。ただ、7000万円の借金と1711万円の貸付金があった。（白見はる菜）
資産額が多い上位10人
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